大震災に言い訳を求める人々

大震災後に、さまざまな自粛が行われています。

被害を受けた場所や、計画停電が行われている東側であればいざ知らず、なぜか西側でも多くの消灯が行われています。

これらを見るにつけ、本当は消したかったのに、仕方なく電気を点けていて、今回の震災を言い訳にして電気を消しているのでは、などと思ったりします。

無駄に光熱費がかかる現状から脱却するために、大震災を理由にしているのではなかろうかと。

電機以外でも、たとえば花見や送別会の自粛などがあります。

これらも、本当はやりたくなかったが、周りがやるような雰囲気だからやらざるを得なかった、という側面が今まで強かったのではないかと。

今回のように、不謹慎だから、という理由だけでなく、本当はやりたくなかったけど、言い訳が出来たからやらずに済んだよね、という考えを持っている人も一定数以上いるように思えます。

花見は、今まで場所取りで苦労していたのに、今回はそんな心配も薄れているのだから、積極的にやっていくべきだと思うのですが。

震災が言い訳になって良かったね、と思う反面、そうした理由が無いと今までの行動を見直せないという状況に恐怖を覚えます。

事なかれ主義が日本人の美徳かもしれませんが、今後もそのような風潮でやっていけるとは思えませんが如何に。

ならばこそ、人がやっていない時にやる、人がやっている時にやらないくらいの真逆の行動こそが、明日を切り開くのではないかと。このように思う次第です。