日本電産の永守重信社長の話を聞きにホテルニューオータニへ

今日は日本電産の永守重信社長の話を聞くために、ホテルニューオータニへ行ってきました。

上場企業各社主催「個人投資家向けIR2008東京」及び、大和証券主催「株式講演会」というイベントです。

メールを登録したこともあり、この手のイベントの案内は来るものの、特に興味がないことも多いので行かないのですが、今回は日本電産の永守重信社長が来るということで、メールを見たら即座に申し込み、そして今日という日を迎え、出かけることに。

日本電産の永守重信社長といえば、2008年4月のメーデー近辺で「休みたいなら辞めろ」というような発言をしたとかしないとかで話題になっていた人物です。

私も『日本電産の永守重信社長の「休みたいなら辞めろ」発言を考える』『日本電産の永守重信社長の問題発言に対する反論を行っているが…』の2回にわたって取り上げています。

また、その後、永守社長に関して触れた書籍『日本電産 永守イズムの挑戦(著:日本経済新聞社)』を読み、ますます興味を持ったわけです。

そして、今日という日を迎えました。

さすがはホテルニューオータニといったところでしょうか。広くて迷いました。

なんとなくで進んでいき、やっと目的の1階鶴の間に到着。入った場所が微妙なところだったので、結構ホテルに入ってからも歩きました。

既に最初の案内のスピーチが行われていましたが、まだ永守社長が出てきていないので、なんとか間に合ったといったところです。

そして、永守社長の出番です。

語っている内容は、自社のモーターは他社にないものであり、シェアもすごい。今後もこのモーターはエコなどの風潮もあり、受け入れられるということを分かりやすく説明していました。

先の「休みたいなら辞めろ」発言のように、言葉に関しては時折面白おかしくしゃべることもあり、このあたりは関西人といったところでしょうか。

今回も、雇用絡みの話をしようとした時に、朝日新聞にまた書かれたら云々とか言ってみたり、皮肉もありつつ、笑わせてくれていました。会場も最初の方は笑いどころであまり笑わない人も多かったのですが、最後の方はみなさん気に入ったのか、笑わせているところで、しっかりと笑っていたのが印象的です。

最後の方には、大阪だともっと笑いが起きるとか、大阪の質問は株価がどうだ、という質問が多いが東京はまじめで、しっかりした質問が来る、といったようなことも言い。

他にも、日本電産の株は担保株として持ってもらって、他の株の売買は信用取引でやったらいい、とか、その場にいる個人投資家のツボをうまくついています。

今回はのんびり話を聞くために、メモとかを取らなかったのですが、しっかりメモ帳をもっていけばよかったとちょっと後悔しています。

企業理念の一つである「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」というのも身につまされるものがあります。

最近は、過去の偉人の功績を食いつぶすかのごとき会社も多々ありますが、そうした中で、現在の松下幸之助や井深大、盛田昭夫と言ってもいいくらいの人物のように思えます。

今後もぜひ世界で活躍していってもらいたものです。

もちろん、私個人も、パワーをもらって少しでもより良きものを目指していきたい所存です。