マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?(画:武井宏文、作:林總)

「マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(画:武井宏文、作:林總)を読みました。

これは原作が存在し「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」がオリジナルとなります。これがマンガ形式になったのが今回紹介する本です。

著者名の「林總」は「はやしあつむ」と読むそうです。

オリジナルも都合がつけば読もうかと思っていたのですが、面倒ということと、せっかく漫画バージョンが出たということで、あえて漫画の方を手に取りました。

さて、内容ですが、父である前社長が突然倒れ、その後ガマとして娘が社長になるところから話が始まります。

しかし、銀行から貸しはがしにあいそうになり、1年の猶予期間をもらって会社を立て直すことになります。しかし、会計等に関する知識がないため、どうするべきか迷っていたところに、ある人に相談しに行き、問題点を把握していき、徐々に解決していくことになります。

絵柄はうまいわけでもなく、どちらかというとギャグ漫画風ではありますが、本筋は話を追い、会計に関する知識をつけるためなので、目をつぶる必要はあります。

これだけ読めば初心者でも会計に関して理解できるかというと微妙なところではありますが、ストーリー仕立ての部分を読みながら、解説部分もしっかり読むことで、おぼろげながら理解できるのではないでしょうか。

簿記3級くらいの知識があれば、習得できるものも多いかと思います。

会社勤めで経理とは関係ない部署の人でも、この手の会計本を読み、理解を深めることで、今行っている作業に対する見方を変えることができるかと思います。

最終的に社長であったり自営業者などの経営者を目指す人はもちろん、サラリーマンなどを中心に一読しておくのも良いと思います。サイズがやや大きめのため、また、漫画形式のため、電車内で読むのなら、原作の方をお勧めします。