橋下大阪府知事に女性職員がサービス残業をどれだけしているのかと反論しているそうだが…

橋下大阪府知事が朝礼をして発言していた際に、女性職員が「どれだけサービス残業をしているのか知っているのか」と反論したと、ニュースに出ていました。

サービス残業そのものはもちろん好ましくないのですが、この女性職員が本当に就業時間中にまっとうな仕事をしていたかは微妙なところです。

これは、さぼっていたとかそういう部分もありますが、それ以上に、仕事をする上で、より効率よく動くための工夫をしていたか、という点に重点を置いてみようと思います。

たとえば、パソコンで作業をする際、ブラインドタッチは必須の技術です。ブラインドタッチに優るだけのタイピングができるのであれば、別にブラインドタッチにこだわる必要はありませんが、そうでないのなら、ブラインドタッチを覚えるべきでしょう。もし、仮にブラインドタッチをしていない時とブラインドタッチをした時との速度の差が2倍あるとするならば、これだけで時間の短縮が2分の1になります。

これは一例でしかありませんが、このように、より効率よく、素早く作業をするために、何をしてきたか、ということです。

もし、こうした見直しをしてきて、仕事時間中に余計なことをせずにいて、それでもサービス残業を強いられているのであれば、文句をいう筋はあるでしょう。しかし、普段からのらりくらりと仕事をしていて、それをより早く終わらせる工夫をせず、サービス残業を強いられたというのであれば…。それは本人の問題でしかありません。

どちらなのかは知る由もありませんが、後者であれば…。公務員っていいですね、とか言われる材料にしかなりませんね。公務員でも前線で頑張っている人もいる中で、残念な話ではあります。