マリア様がみてる 薔薇の花かんむり(著:今野緒雪)

「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」(著:今野緒雪)を読みました。ちなみに著者の今野緒雪は「こんのおゆき」と読みます。

小説はまったく読みませんが、唯一読んでいるのが「マリア様がみてる」シリーズです。

途中、読むのを止めようかと思った時期もありましたが、最近は再び面白みを増したというか、読む気満々。

内容はネタばれになるので一応事前にお断りを入れておいて…。


今まで読んでいればわかることですが、祐巳の妹が出来るお話です。

妹にする部分はそれほどでもないのですが、その後の乃梨子の行動であったり、三年生を送る会の瞳子の演技、そして、薔薇の館でのお別れ会辺りはほろりと来る部分があり。

今の三年生が居なくなったらこの小説はどうなるのだろうと思っていましたが、この二人の妹がいい感じにキャラクターとして育っているので、今後もまだまだ楽しめるのかなぁ、と再認識。ただ、あまりにも二人の妹が良い子過ぎて、新たな展開がどうなるのかという不安もあったりします。この辺りは、新たに登場するであろう由乃の妹に期待するといたしましょうか。

それにしても、初代「マリア様がみてる」の文庫の発売が1998年4月24日。それからもう少しで10年目になるのですね。発売された時期から読んでいるわけではないので、それほど長いわけではありませんが、それでもアニメ化前から読んでいるので、結構な年数になるかと思います。10周年に向けて、ますますの活躍に期待したいところです。