ダメなら、さっさとやめなさい!!(著:セス・ゴーディン)

先日、「ダメなら、さっさとやめなさい!! No.1になるための成功法則」(著:セス・ゴーディン、訳:有賀裕子)を読みました。

さほど難しいことは書いておらず、しかも、ページ数が130ページ程度と、この手の本にしては少なめとなっています。たいていは200ページですので。文字も大きめで、ページ数も少ないので、まずは読みやすい、という特徴があります。

書いてあることの概要は、やることをやって、それから先に進めないようであれば、やり続けるか、それともやめるかを選ぼう、といったところでしょうか。進んだ先が絶壁であるのならばやめるべきで、もし、登れる崖であれば、登る。登った先には良いことがある、というわけです。

たいていの人は、やれ、としか言わないのですが、この本ではやめることも重要だ、ということを説いているのが特徴となります。

この本の中で気になった部分に、次の点があります。

『世界の頂点に立てない七つの理由

1.途中で時間切れになる(そしてあきらめる)
2.途中で資金が底をつく(そして引き返す)
3.途中でおじけづく(そして逃げ出す)
4.はじめから本気ではなかった(そして投げ出す)
5.興味や熱意が冷め、「ほどほどでいい」と割りきる(そしてやめる)
6.長い目で考えずに、目先のことばかりに気を取られる(そして、目の前の大きな困難が立ちはだかると、引き下がる)
7.間違った分野で頂点を目指そうとする(自分には才能のない分野を選んでしまった)』(「ダメなら、さっさとやめなさい!!」53ページより)

これは短いながら、かなりまとまった文に感じられます。自らに当てはめると、1・4・5辺りが当てはまるような気がします。改めて自身のことを再確認し、今後を考えさせられました。

人とかかわりの薄いことをしているため、自らでモチベーションをあげていく必要があるのですが、そうしたときにこういった本を読み、自身の状況を再認識できるのはありがたい限りです。