焼肉食べてもヤセちゃった(著:ヤスコーン)

「焼肉食べてもヤセちゃった」(著:ヤスコーン)を読みました。

ダイエットに関するコミックエッセイです。マンガ部分のほか、対談のような形で話が進みます。

管理栄養士のアドバイスの元、著者がダイエットに挑戦します。

内容としては、「フィット・フォー・ライフ」を元にしているように思えます。

朝にフルーツ、牛乳は飲まないなど、いろいろと該当する部分があります。

ダイエット本としてはあまりお薦めできず。単に著者の行動を描いているだけのほか、対談部分は読みにくく。

なぜ読みにくいのかについてですが、話し言葉をそのまま文章化しているため、相槌が何度も登場し、無駄に文章量だけが多く、その分、本来伝えるべきダイエットに直接絡む内容が乏しくなっています。これならば、重要な部分のみを抜き取って、文字も大きめに強調したほうが、ダイエット面ではわかりやすいと言えるでしょう。

このほか、マンガの中に著者本人の顔写真などが登場するのですが、これも必要か、という疑問があります。

マンガのキャラクターはかわいらしく描いてあるなかに、著者のリアルな姿が登場すると、そのギャップに違和感を感じてしまいます。コミックエッセイなのですから、コミックとしての立ち位置を維持し続けてもらいたいものです。

ダイエット本としてはあまりお薦めできませんが、興味がありましたらご一読を。

もし、ダイエット関連のコミックエッセイをお探しでしたら『おいしそうな女になってやる!(著:ナゴミ)』のほうを先にお薦めしたいと思います。こちらは良著です。