仕事するのにオフィスはいらない(著:佐々木俊尚)

「仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ」(著:佐々木俊尚)を読みました。

サブタイトルにある「ノマド」とは、本来の意味は遊牧民というような意味のようなのですが、ここでは仕事場を持たないという意味合いで使用しています。

いたるところに移動したりもしつつ、仕事をしていく方法を紹介。

いたるところとは、別に会社だけでなく、自宅も該当しますし、喫茶店なども含まれます。場合によっては、相手方の仕事場も該当します。

こうして、一か所に無理に拠点を置かずにするにはどうすればよいかの答えとして、ネットサービスの利用と、それに適した機器の使用を訴えかけます。

具体的にはグーグル関連が展開しているクラウドを用いた各種サービス。機器ではiPhoneやスマートフォンなど。

これらのサービスや機器を用い、場所にこだわることなく仕事をしていく方法をいくつも紹介。

これだけですと単なるノウハウ本のように感じますが、今後はこうした仕事スタイルを必然的にせざるを得なくなるという社会情勢についても触れており。

世間でも人員整理や失業、雇い方の変容なども出てきているため、こうした仕事スタイルを事前に知り、対応していく術を早めに知っておくとよいかと思います。

また、仕事を自宅など、決まった場所にしてやっている人でも、気分転換で喫茶店等で仕事をするという方法を実施するための参考としても良いでしょう。

若い人を中心に、フリーランスで実際に活動している人などにお薦めの一冊です。