図解でわかる 売り場で人が育つ伊勢丹方式(著:溝上幸伸)

「図解でわかる 売り場で人が育つ伊勢丹方式」(著:溝上幸伸)を読みました。

ここ最近、合併などで動きが激しい百貨店業界について取り上げています。その中で、三越と合併した伊勢丹の優れている点を中心に紹介しています。

タイトルでは図解、と書いてありますが、それほどわかりやすい図があるわけではありません。データであったり、簡単な図がある程度です。理解度を深めるための図が少ないのは名前負けかと。

内容としては、他の百貨店と比べてなぜ伊勢丹の利益率が高いのか、その運営に流れる血はどのようなものなのかを取り上げています。また、三越との合併の意義や、他の百貨店との協力関係などの状況にも触れられており。

面白い物で、こういった本を読むと、百貨店に出かけたときに、また別の視点から物事を見ることができるようになります。日頃、百貨店などに行かれる方は、一読してみると良いかもしれません。