資格起業3年で10倍の法則(著:福田龍介)

「資格起業3年で10倍の法則」(著:福田龍介)を読みました。

著者は司法書士の資格を持っており、独立して4年目で売上を2500万円から2億5千万円まで上げたということです。このため、タイトルにもあるように、3年で10倍となるわけです。4年目ではありますが、最初の数字が出てくるのは1年目の最後ですので、間は3年となります。

それほど目の覚めるような内容は書いてありませんが、基本的なことは記載されているかと思います。

ただ、これは売上を上げるためにはさまざまなリスクを負わなければならず、それを負う覚悟がある人のみに適用できることだと思います。

たとえば、事務所は最初から良いところに置くとか、人をどんどん雇っていくとか。これらはもちろん、急成長をさせるためには重要なことではありますが、当然失敗すればあっさりと店仕舞いをすることになります。

このため、急成長をさせ、一攫千金を狙いたいのか、それとも、地道に、自らの生活できるだけの額を稼ぎたいのか、意思をまず決める必要があります。前者なら、一読する価値はあるでしょう。

タイトルは資格起業となっていますが、一般的な起業でも当てはまることが多いため、起業を考えている人にも参考になる部分が多々あります。

必ずしも拡大路線を望まなくても、参考になる部分はあるかと思いますので、資格起業をする人や、単なる起業を検討している人を中心に一読してみるのも良いでしょう。