人権弁護士(漫画:東野よしゆき、原作:司法公論会)

「マンガ 人権弁護士」(漫画:東野よしゆき、原作:司法公論会)を読みました。

人権弁護士とは、主に人権を、特に加害者の人権を守るためにあらゆる手段を講じて弁護活動を行う弁護士という捉え方で良いかと思います。人権派弁護士と言ったりもします。

マンガ仕立てになっており、まずは主人公の姉(義姉?)が殺害されることから話が進みます。その裁判の過程で、人権弁護士が加害者の弁護を行い、死刑判決が下っていたのが無期懲役になることから、問題点を指摘していきます。

マンガ部分の絵がこの手のものとしては比較的高いため、読みやすく思えます。もちろん、題材が題材なので、文字数が多く、人物がやたらと動くとかはありませんが。

実際に起きた光市母子殺害事件の裁判などで加害者側に人権弁護士のような弁護士がついたのですが、それをモチーフにして書かれたマンガとなっています。この事件についてどうなっているのか興味がある人は、このマンガを読むことで、少しでも理解を深めることができるのではないでしょうか。