お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか(著:鳥居祐一)

「お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか」(著:鳥居祐一)を読みました。

こういうタイトルだと、お金を稼ぐ本のように思うかもしれませんが、安易な稼ぎを題材にするよりかは、一歩上の段階での考えを述べています。

この本では主に、お金の使い方に関してを述べています。単に物を買うのではなく、人との出会いや、時間、健康、学習などに対するお金の使い方を取り上げています。

あとは概ね、この手の本に書かれているのと同じことが記載されています。

そうした中で、いくつかチェックしたところを拾っていきたいと思います。

まず、「水」について。

人の体の成分は「水」が大半を占めるため、良い水を飲みましょう、というお話です。先述の「健康」に該当する一つの考え方です。水については、後日また別の形で取り上げる予定です。

次に「行動」の重要性について。

「学んだことはすぐに実践してみる。思いついたことはとにかくすぐにやってみる。今やれることを精いっぱいやる。」であったり「知識→行動→失敗→学習→成幸」という流れの中での行動の意義を語っています。ちなみに「成幸」は誤字ではなく、こういった言葉を文中に使っています。

最後に「目標」について。

「自分はどんな人間になりたいのかという目標の方が重要だということ」と、目標立てが大事だと語っています。単に億万長者になりたいというのではなく、そうなってどうしたいのか、という目標を持つことが鍵となるというわけです。

他にもいろいろと書かれていますが、個人的にチェックしたのは以上の3点です。

そして最後に、次の言葉には心を打たれました。

「時は金なりではなく、時は命」

人によって差はあるものの平均寿命は70歳であったり80歳であったりと限りがあります。そうした中で、今をどう過ごすかによって、将来大きく変わっていくことの意味を、改めて考えさせられました。あとであとでと先延ばしにしていくことで、この限られた時間が失われていくことに、恐怖を感じざるをえません。

単なる金に関する本という捉え方ではなく、人生の歩み方に関しても書かれた良著だと思います。