日本全国ゆるゆる神社の旅(著:鈴木さちこ)

「日本全国ゆるゆる神社の旅」(著:鈴木さちこ)を読みました。

神社を中心にした旅行に関するコミックエッセイ。

絵柄はシンプル。丁寧さが欠けていることや、コマを詰め込み過ぎているため、やや雑然としています。

内容は、神社を訪れている自身の様子を中心に描いています。

中には学べる部分もありますが、旅行記と情報とが同レベルの描写で描かれているため、どこに情報が詰まっているかなどが分かりにくい状態に。

また、神社という場所の問題もあってか、伝えられる情報そのものが乏しいように感じます。そのため、どうしても旅行記としての部分が多くなり、新たにこれを読んで神社に行こうと思っても、その場でどうすればいいのかの情報が得にくい内容です。

このため、情報収集としてではなく、単なる旅行記として読む必要があります。

以前に紹介した『仏像に恋して(著:真船きょうこ)』と比べると見劣り感がするものの、一緒に読んでみると良いでしょう。

旅行などに行く人は旅先で神社や寺などをより興味深く訪れることができるようになります。