明日、夫が逮捕されちゃう!?(著:シバキヨ)

「明日、夫が逮捕されちゃう!?」(著:シバキヨ)を読みました。

夫が逮捕されそうになる経過を描いたコミックエッセイ。

行政書士として仕事をしていた過程で、弁護士とのいざこざが発生。最終的に弁護士側から訴えられるという話です。

訴えられただけでしたらまだしも、毎日新聞で誤った情報が掲載され、近いうちに逮捕されるという話に進展し。

さて、どうしようか、という話が中心です。

その中でも、実際に夫がやったことの正当性を訴え、また、それに関与している大阪弁護士会や鳥取県行政書士会の組織に対する不満などを述べています。

夫の話は文章で数ページ分掲載されているのですが、意気込みを窺うことができます。

夫が逮捕されれば収入がなくなるわけで、そのあたりの精神的なつらさも載っており。妻が働けばよいという考えもありますが、事情によりそれもできず。

いろいろと夫側が言いたいことはあるのでしょうが、事の発端は自らが不当な圧力を受けたと弁護士に対して刑事告発をしたことが問題で。それがなければ、相手側も訴えられることもなく、終わったのですが、勢い余ってそういった行動をとったため、逆に苦労が増えてしまい。

夫の言っていることは一見良いことのように思えるものの、この行動そのものは決して好ましいとは言えないでしょう。それにより、妻も苦労する羽目に。

もっとも、その苦労があったからこそ、このコミックエッセイが出来上がったわけですが。

それでも、毎日新聞の誤報に関しては許されるものではなく。行政書士、弁護士の問題とは別に、問題視していく必要があります。