世帯別の年収

平成22年5月20日に厚生労働省にて発表された国民生活基礎調査の概況が発表されました。

1世帯当たりの平均所得金額は547.5万円で去年より1.6%減少。

こうしたデータを見ると、安易に社会全体の収入が減っているような気がしますが、年配の人が続々とリタイアしていき、収入が必然的に減っていくことを考えると、この程度の減少であれば、自然の流れでしかないのかな、と思ったりします。

また、児童がいる世帯の平均所得金額は688.5万円。

これを見ると数字が大きく、やはり子供を持つには多くの収入が必要だと思ってしまうかもしれません。

ですが、夫婦であるのであれば、共働きであれば両方の収入が合算されるわけですし、一人暮らしの人などが多く含まれる先の数字より高くなるのは当然と言えます。

標準との差は123.6万円。このあたりの収入であれば、妻がパートで税金を払うギリギリの額まで働いているという考えで十分納得ができる数字ではないでしょうか。

こうしたものは、安易に片方の考えに寄らず、いろいろと自らで考えてみると、また違った見方ができるという一例と言えるでしょう。

マスコミが報じると、格差社会が云々や収入の減少が云々と一辺倒になってしまいますので。