誰にも言えないアソコらへんの話。(著:たかぎりょうこ)

「誰にも言えないアソコらへんの話。 肛門科・泌尿器科・婦人科の知りたかった正しい情報教えます。」(著:たかぎりょうこ)を読みました。

同じ著者で過去に紹介した『片づけられない女には戻らない もうワタシは散らかさない女!(著:たかぎりょうこ)』がいまいちだったため、買おうかどうか迷いましたが、他が取り扱っていない題材なだけに買うことに。

買った感想としては、良著であったと。

ジャンルとしてはコミックエッセイになります。

タイトルにあるような内容が記載されているですが、さらに詳しく言うならば痔や膀胱炎、生理痛などとなります。他にもいろいろとあります。

単に説明的な内容であれば専門書でも読めばよいのですが、ところどころに出てくる医師の発言の中に、日々生活していくうえでためになるものが多く。

特によいと思ったのが下記のやり取り。句読点はこちらで入れています。

『「我慢すれば』っていう考え、まさに今の日本女性によくあることなのよ!

「痛みさえなければ」というのが彼女の主張。

でもね、(中略)痛むのには必ずそれなりの原因があるんですよ。

そこに目を向けずに、対症療法的に痛みをとらえている人ほど治りが悪いんです。』

これは病気に対してもそうですし、精神的な面も該当すると思います。

そして、仕事なども、この考えは当てはまるでしょう。

根元から断ち切るとでもいいますか、そうした考えで立ち向かった方が、結果としてすべてが良くなるように思えます。

このほかためになった話として、下記のようなものがあります。

市販されている漢方薬は病院で処方されているものの2分の1程度の濃度に抑えられている。

トイレでは前から後ろに拭く。

抗菌薬をもらったら、必ず飲みきる。菌が残ると薬に対する耐性ができてしまい、今後薬が効かなくなることもある。

他にもいろいろと参考になる話も。

女性だけでなく、男性も為になる内容があると思います。個人的な体のこともそうですが、女性に対するフォローも、知ることでできるでしょうし。

余談ですが、トイレでトラブルが発生した時に深夜でも旦那に道具3点セットを持ってきてもらうという話があるのですが...。これ、最初からトイレに置いておけば旦那を起こす必要はないのではと。