ドル消滅の仕組み(著:中丸薫、ベンジャミン・フルフォード)

「ドル消滅の仕組み」(著:中丸薫、ベンジャミン・フルフォード)を読みました。

中丸薫氏とベンジャミン・フルフォード氏とによる対話形式で話が進んでいく本となっています。

タイトルからすると、ドル紙幣が使いものにならなくなるようなイメージを受けますが、読み進めてみると、オカルト系の内容になっていったりします。

ドルが弱まるといった内容は、ある程度の裏付けのある話とともに、ロックフェラーなりロスチャイルドなりといった、世界を牛耳っていると思われる存在なども踏まえ、語っているので、一般の人にも読める内容ではあると思います。

日本ではほとんど報じられていませんが、911の話も、陰謀説があるわけで、そうした陰謀説に絡むことも会話の中で出てきます。

ただ、だんだんと宇宙の根源が、とか、霊的体験が、といった内容が出てきて、収拾がつかなくなっています。

2012年の段階で日本にいると良い、といったようなことも書かれていますが、その根拠が乏しく、何度も連呼している割にはなぜ日本が、という感もぬぐい去れません。

ですので、面白半分に読むのが正解のような気がします。

しかし、書いている内容の中には事実もあるわけで、その取捨選択をしっかりと行って読み進めると、世界を見る上で役に立つと思われます。