浮き草デイズ(著:たかぎなおこ)

「浮き草デイズ 1巻」(著:たかぎなおこ)を読みました。エッセイ漫画です。

たかぎなおこさんの作品は過去に『ひとりぐらしも5年め』『ひとりたび1年生』などを紹介済みです。

ひとりたび2年生も合わせて紹介してありますので、全部で3冊読んでいることになります。

その著者の最新刊が今回紹介する「浮き草デイズ」です。タイトルだけ読むと、何が書かれているのかわからず。

では、実際に何が書かれているかというと、著者の昔の状況が描かれています。実際にイラストレーターを目指す過程です。東京にいきなり出てきたはいいもの、最初からイラスト関係の仕事があったわけではなく、生活費も困っていたことからさまざまなアルバイトをしつつ、絵の仕事を探していきます。そうした著者自身の経験をエッセイ漫画として綴っています。

少し前には他の著者として『どーすんの?私(著:細川貂々)』というのがありました。こちらもイラストの仕事で成功するまでの過程が描かれています。

これらを考えると、エッセイ漫画家の成功するまでの過程をエッセイ漫画とするのが流行っているのかもしれません。実際、漫画形式で話が進みますので、楽しく読み進めることができます。

しかも、どちらも地方から東京に出てきたという共通点もあり、地方出身の人の心の支えにもなるでしょう。

どちらかというと、今回紹介した「浮き草デイズ」の方が、明るさもある分、読んでいて安心感があります。

1巻と銘打ってあるので、2巻も発売されるのでしょう。今から次巻が楽しみであります。