コピー用紙の裏は使うな!(著:村井哲之)

「コピー用紙の裏は使うな! コスト削減の真実」(著:村井哲之)を読みました。

コストに関する本です。

表題のコピー用紙についてだけでなく、さまざまなコスト管理に関して例を出して、その問題点などについて語られています。

コピー用紙の価格は大した額ではないのですが、コピー用紙の裏を使うことにより、さまざまな弊害が出てきます。著者はその弊害を7つ挙げていました。

何かをするには、当然それに対するコストがかかります。直接的な金銭だけでなく、時間コスト、場所コストなども含まれます。時間コストは、イコール人件費に結び付きます。本来ならしなくて良い仕事をさせることで、その余計な仕事分人を雇ったり、残業代を払い、また、他のことをやればより生産性が上がるのに、それを阻害することにもなります。

リサイクル、という概念は悪くはないのですが、それに金銭的に見合うのかどうかなども含めて考える必要があるでしょう。

ここではコピー用紙についてのみ語りましたが、他にも複数の題材に関しての具体的な対策方法が記されていますので、コスト削減に励もうかと思っているのであれば、一読しておくと良いでしょう。

ただ、どちらかというと、水道光熱費等の固定費に関する話が多いように感じる気がします。また、表題に関係するであろうコピー機関連の話も多めです。自らが必要としている情報をうまくピックアップして読むことをお勧めします。