ユーザー辞書IMEをわかりやすいフォルダに保存、移行

Windowsを使っているとユーザー辞書というものがあります。これは、自らで好きな単語を設定できるというもので、たとえば「真琴社長の社長ブログ」という長めの文字を「1」と設定すれば、1を押すと候補として「真琴社長の社長ブログ」が出てきます。これにより、タイピングの時間を短縮することが出来ます。

このユーザー辞書は、パソコン毎に異なるため、新しいパソコンを買えば、当然一から入力しなおさなければいけません。ですが、必要なファイルを移動させれば、それだけで対応が可能となります。

そこで、まずは、どこにその辞書ファイルがあるかを知る必要があります。

まず、「言語バー」の中から「ツール」を選び、「プロパティ」を選択します。

すると「Microsoft IME スタンダードのプロパティ」が表示されますので、上の方から「辞書/学習」を選択。

「辞書/学習」を表示させると「ユーザー辞書」と表示され、すぐ下に「辞書名」が書いてあります。この辞書名に書かれているものが、ユーザー辞書ファイルのある場所です。変更していなければ「imjp81u.dic」といった形で表示されていると思います。もしかしたら人によって異なるかもしれません。

さて、この場所を知ったら、コピーをしておくと良いでしょう。これを他のパソコンの同じ場所に移動させれば、他のパソコンと同じ辞書ツールが使用できるようになります。

ここからさらに一つ話を進めます。

このファイルの場所を、もうちょっとわかりやすいところに移動してみてはどうか、という話です。

すぐ下に「参照(B)」の表示がありますので、ここを押すことで、好きな場所にあるユーザー辞書ファイルを設定できます。このため、よく使うファイルなどが置いてあるフォルダに移動して、設定すれば、他のパソコンに移行するときなどに忘れにくいのではないでしょうか。または、バックアップを取るときなどでも、一緒にコピーできるようになるので、いざというときも安心となります。

よくハードディスクドライブをCドライブであったり、Eドライブであったりと分けてあるパソコンが多いですが、こうした必要ファイルをCドライブではなくEドライブに全ておいておくことで、バックアップはEドライブのみを別のハードディスクドライブに移動すればよいという状況に出来ます。


ちょっと長くなりましたが、以上です。このファイルの場所を知ることと、バックアップを取ることで、いざパソコンを買い換えた時に、以前と同じ感覚でパソコンを操作することができるでしょう。